初めての投稿

ニューヨークでゲイとバイセクシュアルの男性だけに感染する細菌性髄膜炎に、22人が感染し、うち7人が亡くなっている。幸いにワクチンの接種により、集団免疫ができたのか、新しい感染例は出ていない。2013年8月13日ニューヨークタイムズの記事。

 

http://p.tl/RpLu

 

新しいAIDS型疾病の流行の恐れが持ち上がったニューヨーク市でゲイとバイセクシュアルの人たちの間で勃発した細菌性髄膜炎は、積極的なワクチンキャンペーンの後、沈静化しており、市の保健当局者を髄膜炎が抑制されたとして、注意深くも楽観的にしている。    勃発は、ニューヨーク市におけるゲイのナイトライフに暗い影を投げかけ、不用意に感染し、かつ、非常に死亡率の高い疾病に感染してしまうかもしれないニューヨーク市に出入りするゲイの旅行者の恐怖を掻き立てていた。22名の男性が感染し、そしてそのおよそ3分の1の7人が2010年以来死亡している。死亡数は、昨年の秋から今年の初めにかけて、加速していた。

 

しかし、最後の症例は、2月中旬であり、2012年の1月以来、新規発症例は無い状態である。市の保健当局者は、脳や脊髄の内貼りを攻撃し、キスや同じグラスで飲むことでさえ感染をおこしてしまう感染症を恐れており、6月下旬のゲイプライドイベントの人混みの中で猛威を振るうのではないかと危惧していた。しかし、それは起きなかった。“もう6か月も新規発症例がないので、少なくとも、現在のところ、感染防御に十分な集団がワクチンの接種を受けたものと結論づけている。”と疾病制御の市の副局長のジェイ・バーマ医師は言っている。“何年かに亘って、これで、防御出来るか否かに拘わらず、経過観察が必要だ。

 

少なくとも、16,000人がワクチン接種を受けた。推定30,000人から10,000人が、リスクに晒されていたと思われる。ワクチン接種の数は、恐らくは、より高いであろうとバーマ医師は語っている。しかし、医師は、ワクチンを接種したかどうかは、報告義務がなく、データは、主に、ゲイメンズヘルスクライシスなどの大きな医療施設や医療組織から得られている。感染は、パーティ、バー、クラブ、それに、ウェブサイトや、グリンドルなどの紹介アプリケーションを通じて広がった。この疾患と戦う為に、市は、ゲイバーで、ワクチンや公衆衛生キャンペーンを張った。しかし、最も成功したワクチンキャンペーンの1つは、ゲイ活動家であり、現在、マウント・サイナイ病院のHIVサービシーズの医療ディレクタであるでデメントル・ダスカラキス医師によって行われた公衆浴場や、時間外セックスクラブ、それに、私的なパーティでの無料のワクチン接種であった。

 

ダスカラキス医師は、医師がリスクの高い群にワクチン接種を続けることを望んでいる。推奨は、市の保健当局によって繰りかえされ、更新されて医師に配布されている。それは、性感染症のワクチン接種と治療を提供する市が運営する診療所で手に入る。新しい州の法律の下、10月29日からは、薬局を通じて、成人にも利用可能となる。保健当局者がいうには、1つの困難な点は、感染のリスクにある男性は、彼ら自身をゲイやバイセクシュアルとは思っていないことである。その結果、ゲイ組織を通じて、彼らに到達することが困難で、ワクチン接種に向かわせることが難しいことだ。

 

感染勃発は、未だに謎であるが、ゲイやバイセクシュアルを攻撃するユニークな株の細菌性髄膜炎により引き起こされているが、バーマ医師や保健局は、インタビューやデータ、それに細菌のDNA配列を通じて研究を続けるとしている。“不運な事に、我々は、この株が、ある群を病気にするが、他の群には、病気を起こさないのか、その理由はわからない。”とバーマ医師は、言う。加えて、それは、ゲイであるか、ストレートであるかに拘わらず、健康な人の口や鼻の中にいて運ばれる。

 

 

2回目の投稿

 

大変な数の文献を調査したインフルエンザの危険因子に関する研究であるが、いずれも、サンプル・サイズが小さく、充分な検出力がなく、かつ、交絡因子の収集がなされていないとの事で、結果の信頼性は、非常に低いので、ほんの参考まで。2013年8月25日、BMJに掲載の論文の慷慨。

 

http://goo.gl/hFMVLb

 

目的:季節性インフルエンザ、大流行インフルエンザの患者における重篤な転帰の危険因子を評価する。

 

研究デザイン:系統的レビュー

 

研究対象:インフルエンザ患者における危険因子を報告している観察研究。転帰は、死亡、人口呼吸器装着、入院、集中治療室への入院、肺炎、及び、複合転帰

 

データ源:メドライン、エムベース、CINAHL、Global Health、2011年3月までの、無作為割付臨床試験のコクラン中央登録。

 

偏りの危険度評価:偏りの危険性を評価するためニューキャッスル・オタワ指標。科学的根拠の質を評価するために、GRADEの枠組み。

 

結果:63,537の論文が確認され、その内、基準に合致する、合計610,782人の被験者を持つ、234論文を対象とした。インフルエンザの重篤な転帰の危険因子を支持する根拠は、限定的から欠如まで様々であった。これは、特に、2009年大流行インフルエンザではないインフルエンザ、及び、季節性インフルエンザの研究において、相対的にデータを欠如しているのに関連していた。公表された文献の限界は、検出力不足、交絡因子の調整の欠如が広範囲に見られた。調整済みリスク推定値は、260の研究の内僅かに39(5%)において、危険因子転帰の比較がなされているに過ぎなかった。科学的根拠の水準は、“どの危険因子”にいても低かった。

大流行インフルエンザ                                   季節性インフルエンザ

死亡オッズ比:2.77(1.90~4.05)                            死亡オッズ比:2.39(1.74~2.39)

肥満:    2.74(1.56~4.80)                            肥満:

心臓血管疾患 2.92(1.76~4.80)     心臓血管疾患 1.97(1.06~3.67)

神経筋疾患   2.68(1.91~3.75)     神経筋疾患   3.21(1.64~5.58)

 

他の危険因子に関する根拠の水準は非常に低かった。妊娠や少数人種等のよく知られた危険因子は、危険因子とは、確認されなかった。対照的に、出産後4週未満の女性は、大流行インフルエンザで、有意な死亡率の増加:4.43(1.24~15.81)となった。

 

結論:合併症に関連したインフルエンザの危険因子を支持する根拠の水準は低く、よく知られた危険因子である妊娠や人種は、危険因子とは、確認されなかった。強力で十分な検出力を持った研究が必要とされる。